●[インターネットのココロ]
ADSLやケーブルテレビなど高速接続が一般的になってきて、インターネット利用者は急激に増えています。けれど「接続料=インターネット利用料」だと勘違いしていませんか?。インターネットはタダなのです。
02.インターネットは公共施設
 みんな意識していないようなのですが「インターネットは公共の場」だということを理解しましょう。インターネットは誰が管理しているわけでもなく、「利用者一人ひとりの善意に支えられている公共の場」です。プロバイダ会社に接続料を払っていても、それは、ものすごく広い世界を巡るためにタクシーに乗っているようなもの。インターネット自体は無料であって、誰のものでもありません。タダで使える便利な場所だけど、そこに行くにはお金がかかる、と言うことなのです。入場料ではない以上、利用者は「お客」ではありません。すべての行動は自己責任、原則として自己努力が求められます。
個人や企業のホームページであっても、公共のルールに従うという前提で受け入れられているわけです。例えどんなにお金をかけていても、自分のサイトだから何をしてもいい、というものではありません。
 最近はネット利用者のモラルの低さが社会問題になっています。せっかくパソコンを買ってホームページを作ったんだから、と、何でもすぐにやってみようとする方が多いのですが、パソコン技術や知識以前に、インターネットのエチケットやルールこそ最初に覚えるべきことですね。パソコンに向かっていると、ついつい忘れがちですが、あなたが接しているのは本当は目の前のパソコンではなく、ネットワークの向こうにいる「誰か」なのです。
 インターネットは誰も拒みませんが、ネットワークに参加する以上は、その発展と維持に協力するべきです。特別なことをする必要はまったくありません。あなたが良識を持って参加する、というだけで十分貢献しているのですから。