●[インターネットのココロ]
お仕事をしている方には気になる「ホームページのお値段」。業者によってまちまちな制作費の実態とは・・・?
11.ホームページのお値段のホント
結論から言えば「タダでも作れるし1000万円でも足りない」ということになります。茨城県周辺の平均的な制作費は「50万円」程度でしょうが、これも内容によって変動しますし、業者ごとにも違いますから、結局「定価はない」のです。
業者ごとの価格の違いは、引き受けるレベルの違いと言っていいでしょう。お客に代わって作業を代行する、といった業者もいますし、アイディアからじっくり考えて作る業者もいて、レベルによって手間も品質もまるで変わってくるのですが、その全部が「ホームページ制作業者」として一緒くたになっているから、価格に大きなバラつきが出ているわけです。もちろん、キチンとした制作会社は後者で、私の会社もそうです。
私の会社の場合、受注額の平均は「30〜50万円」くらい。中には何百万もの例がありますが、大多数はこの範囲内です。その内訳は大きく分けて2つ、「企画」と「作業賃」です。比率は6対4、あるいは7対3くらいで、圧倒的に「企画」を重視しています。なぜかと言えば、企画とは、デザインであり、ノウハウであり、アイディアであるからで、これこそ、わざわざ外部にお金を払って頼む理由だからです。「作業賃」の部分は、誰でも(頑張れば)覚えることが可能な仕事ですから、「わざわざご指名をいただく仕事」ではないですからね。
個人が趣味的に作るホームページと違って、商売に使うホームページは、何か得るものがないと作る意味がありません。売上だったりアクセス数だったり社内の活性化
だったり、意図によって目的は違いますが、とにかく結果が大事なわけです。そのために必要なのは、蓄えた知識・経験を元にしたノウハウと、それをカタチにする制作力。これは「情報を料理する力」ということです。
商品・サービスの内容、値段、会社やお店の住所などは、すべて「情報」ですが、情報には「方向」があるのです。誰に向けて、どんな切り口で、どういう言葉で語るのかが大事なわけで、これを間違えると、同じことを喋っても見向きもされません。適切なカタチに情報を料理(企画)し、美しく盛りつけ(デザイン)、正しい順番で出す(レイアウト)しないと、人は食べてくれないのです。
ホームページでもチラシでも、宣伝の成否はプロデューサーの腕次第。どうも広告がうまくない、という方は一度ご相談ください。