●[やりたくないユーザーたち]
10.全部やってあげちゃうのは害も大きい
ホームページの作成・更新は言うに及ばず、メールの受信・送信やオーダー管理まで、WEBサイト管理の全てをやってくれるサービスがあちこちにある。
それは本当に有益なサービスなのだろうか?。

何でもやってあげる、ということは、一方で何にもできない人を育てているようなものだ。依存心が強くなり、自分では何もできなくなるのではないか?。
ショッピングモールのようなところに出店しているだけなら、それでもよい。主体はモール側にあるのであって、経営を考える必要はないからだ。
だが、自社サイトの場合は、どうか?。

ホームページはインターネット上の支店のようなものだが、現実にお店や会社を作る場合でも、建築は業者に頼んでも経営まで頼むことは、普通考えられない。
サービスを受ける範囲が広くなると経費も大きくなるし、何より人任せだから、WEBサイトの動向を自分たちで把握できなくなる。
だいたい、管理会社へ支払う費用分を浮かせられれば、その分、商品を安くしたり、今まで出来なかったサポートをしたりできるのではないか?。
WEBサイトのデザインや基本となるシステム・プログラムなど、専門的な部分のメンテナンスは、自己流では限界がある。これは外部のプロを使うべきだろう。
だが、実際の運営自体は自分たちで行うことをお勧めする。
そのためにも、(見栄をはらず)自分たちでできる範囲のホームページを作るべきだ。

せいぜい、電子メールを自分でチェックするという程度のことからでいい。
お客様の反応や動向を肌で感じることは、経営上でも大切なことだと思う。