●[WEBクリエイターの2900日]
05.徘徊する仕事
デザイナーやプランナーはデスクワークで一日中、机の前……、と思われがちだが、実は結構出歩いている。我々の仕事の大半は「ネタを考えること」だからだ。パソコンの前にいたってアイディアが浮かぶものでもない。
「パソコンは考えてくれない」からね。

そんなわけで、街をブラついたり、喫茶店でボ〜っとしていたり、という時間が多いのだ。僕の場合、全勤務時間の3分の1がそういうアイディア出しに使われている。
それに、常に新しい刺激を受け続けていなければならない。どんなことでも新しいアイディアにつながる可能性があるからね。だから何をやっても仕事の延長線上にいることになる。
映画を観たり雑誌を読むのも仕事。ゲームで遊ぶのも仕事。意識してそうしているわけではないが、本能みたいなもんで「ああ、今の感覚をWEBで演出できないかなぁ?」などと考えてしまうのである。レストランでメニューを見ると色合いをじっくり見て「おっ、ココの色がズレてる」。
家族にも呆れられてしまう。
ちなみに僕の取引先でもある東京のある広告制作会社では、ゲームセンターで遊んだり映画を観たりしても経費で落とせるそうである。いいなぁ。

※そういうわけで、私にご用の方は電子メールか携帯電話にご連絡ください。