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26.大してヘンじゃないワタシ
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渋谷のスクランブル交差点。その真ん中で(当時のカノジョと)熱烈にディープキス。
さて、どこまで行為がエスカレートしたら、周囲の人は足を止めるか実際にやってみる。
結論。
胸揉んだら見入る人が出ます。キスだけじゃダメ。
お茶の水駅前交差点。新品のトイレットペーパーをいっぱいに伸ばして、「忍者の修業!」と、数人で駆け抜ける。
交差点を渡り切って、一番長く残していた人の勝ち。
目の前の交番のお巡りさんに捕まったら、もちろん負け。
紙袋の中に、生きているミズオオトカゲ(体長1メートル50くらい:肉食)を入れて、フツーに中央線に乗る。
ガサガサ、シャゲ〜ッとか、時々声や音がする。
夕暮れの神田明神で、ハトに交じって散歩させる。
絵馬かじったりして。シャゲ〜ッ。
真夏の幕張新都心。幕張メッセ脇の歩道にコタツを置いて、全員ドテラで青空マージャン大会。
通行人もお巡りさんも観客にしつつ、大三元をツモりそこねる。
真夜中、江戸川区小岩のコンビニに、エイリアンの人形(60センチ、今じゃレア物で名前はタロウ)を抱いて買い物に行き、そのクチにくわえた千円札を店員に差し出す。
2階に「マシンガン・ケリー」なるフィリピン人女性が住む場末のボロアパートで、炊飯器内のゴハンを完膚無きまでに腐らせてしまうが、そのネタ一発でプロ漫画家になる。
就職の面接で、面接官に開口一番「宇宙大怪獣ギララって知ってる?」と切り出され、迷いもなく「顔が横に平べったくて触覚があってギララニウムが苦手なヤツ」と応じ、それで採用が決まる。
結納のときには、スーパーファミコンが海老や鯛に交じって、並んでいた。結婚10周年には「スゥィートテンG4Mac」を妻に贈る。
テンガロンハットにツケヒゲ、ポンチョを羽織って、起業塾で講師。
そのまま営業にも行く。
偉い人に会うときでも、甚平か作業衣にサンダルが普通。
ヘンな人。どうやら私がそうらしい。
しょっちゅう「ヘン」とか「変わってる」とか言われちゃうが、全然意識していない。面白いからやる、それだけ。今でも似たようなことばかり(さすがに捕まっちゃうようなマネはしない)しているが、最近は相方が少なくなって、ちょいと寂しい。
常識、世間体も大事だが、もうちょっと、みんなバカになってみてはどうか。
公共の路上でマージャンしてても、お巡りさんは怒らなかった。
ギララを知っていたおかげで広告代理店に就職できた。
マニュアルじゃやっていけないのがクリエイター。
もっとヘンでバカで無意味になりたい今日この頃である(実際バカな営業企画が多数進行中デス)。
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