●[ごじゃっぺと〜さん]
04.働く心構え

お客様のキモチになって、とはよく言われるけど、ボクは「社員のキモチが一番」だと思っている。だって、キモチよく働ければ、仕事も一生懸命やる気になるし、そうすると、自然にお客のことも考えるようになるもんね。
スタッフが十分に満足できる待遇(環境とか給料とか)を用意してあげるのは、とても難しいなんだけれど、せめて「社員のキモチ」を考慮してあげて、経営者だけリッチなんてことがないようにしないと、人はついてこないよな。
漫画家の場合、作者は売れていてクルーザーを所有してたりするのに、アシスタントは激貧なんてことが珍しくない。アレ、なんでなんだろう?
いつも一緒に仕事する仲間が貧乏で苦しんでいるなんていう状態に、ボクだったら、耐えられないだろうな。実力主義の世界だから、能力に不相応な賃金を払ったりはしないけれど、少なくとも世間並みの給料は払いたいと思う。それで満足してデビューする気がなくなるようなら、その人はそういう人なんですよ。そのまま使ってあげればいい。
逆にデビューしたい、プロ作家になりたいっていう強い気持ちがあれば、待遇がいいから辞めるなんてことはない。むしろ、そういう環境を活かすことを考えるよね。
ボクは成功も失敗も、仲間と分け合っていきたい。そういうチームを作っていきたい。(でも、成功だけ分けてほしい、失敗はいらないっていう人が多いのも問題なんだよな。それだと、結局は成功も分けてあげられないし・・)
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