ボクは茨城生まれの茨城育ちで、生っ粋の茨城県人なんだけれど、それでも濃い方言にはついていけないことがある。
実は、ボクも小学生まではナマっていたみたいなんだ。「だっぺよ」がアタリマエだったんだけど、それが一週間で消えちゃった。
ＪＴＢの夏休み企画だったと思うんだけど、子供だけで合宿みたいな感じで白馬山麓で暮らしたんだ。同室になった子が東京の子で、一緒にいるうちにナマリが消えちゃったの。帰ってきてからも元には戻らなくて、茨城弁をどうやって使えばいいのか分からないくらいだった。
でも、カミサンに言わせると、今でも多少のナマリはあるらしい。イントネーションがヘンだったりするようだ。これは自分では分からない。
子供時代のボクはナマリが消えてハッピーだったんだけど、今の年になると「茨城弁バリバリのほうがキャラが立っててよかったかも」なんて思ったりする。方言ってあったかいしね。
もう、近所でも茨城弁を聞くことが少なくなった。このまま、いつかは消えていくんだろうなぁ。さびしいなぁ。
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