●[ごじゃっぺと〜さん]
09.没頭してても・・・

コレは、元々は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を観た時に感じた事。
壁に血の手形って、確かにコワイんだけど、足だったら笑いが取れるだけで怖くないんだよ。鼻紋とかなら、もっと爆笑になっちゃうんだけど、惨劇の後っていうなら、足跡がつく可能性も、鼻型も、キスマークも、あり得るはずだもんな。それだって、地獄の惨状にはあっていいはずで、怖くていいんだよね。

あ、ボクはホラーが大好き。恐怖と笑いって、ものすごく近くて、ボクはギャグ作家だから、ホラーが好きなんだよね。
若い頃にはスプラッタ系の過激なモノに興味を引かれた事もあったけど、今はスプラッタは受け付けない。そういうシーンの全部がダメではないけど、ソレを売り物にしたやつはNGだな。ロメロ監督のゾンビものなんかも、そういう傾向があるけれど、アレは何故か好き。ソレだけじゃない、元々の社会派的な視点がちゃんとあるからだろうな(最近の走っちゃうゾンビはやめてほしい。あいつらはノロマだから怖いんだよ。素早いとエイリアンと一緒になっちゃうだろ)。
今観たいホラーは、ジョン・カーペンター監督の「ザ・フォッグ」。リメイクされたヤツじゃなくてオリジナルのほうね。テレビを録画したモノは持ってるんだけど、もう古くてカットされているシーンもあるし、ちゃんとしたモノが観たいんだけど、レンタル屋にないんだよ。リメイク版より、オリジナルのほうが面白いのは珍しくないんだけど「ザ・フォッグ」は大好きだったんだ。まだ絶叫女優としてしか評価されてなかった頃のジェイミー・リー・カーティスもいいし、ベンベン・・だけのカーペンターBGMも好きだ。灯台の放送局からの視点がサスペンスを盛り上げてくれて、映像的には稚拙な部分も多いけど、演出がウマイと思うんだ。
(あ、霧と言えば最近の映画で大嫌いなのがフランク・ダラボン監督の「ミスト」。原作は大好きなんだけど、あの映画は大嫌い。ショッキングであればいいってモンじゃね〜よ)
それ以外にも好きな作品は山程あるんだけど、怖ければいいんじゃなくて、ゾッとするのが好き。脅かすんじゃなくて、ゾクっとさせてくれるやつね。それから、超自然であること、かな。テラーじゃなくてホラーが好きなの。
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