●[ごじゃっぺと〜さん]
20.家族のため?

考えてません(きっぱり!)

家族のためにもなると思っていて、それは必ず両立させなきゃならない条件だけど、決して家族のためにはガンバッてません。
別のコラムでも書いたんだけど、大人は楽しんでなきゃイカンのだ。そうでないと、大人になる事に希望が持てなくなるじゃないか。コドモより大人のほうがずっと楽しい。そういうコトでないと、ダメだと思ってんだよね。

そもそも、人生で一番長い時間関わるのが仕事でしょ。老後の楽しみとか言っても、その老後が与えられるかどうか、分かったもんじゃない。なら、仕事で楽しんでおかなきゃ、モッタイナイじゃないか。
ある時期から、かつての「ビッグ・トゥモロー」みたいな雑誌で、「休日、仕事を忘れる。」とか、「仕事は仕事。公私はハッキリ分けるべき」みたいな考え方が広まったよね。それはそれで悪くないとは思うんだけど、ボクは逆。全然分けない。なんせ、好きな事を仕事にしてるんだから、分けることに意味がない。仕事は遊び、遊びも仕事。公私混同でいいじゃんって。

娘が幼い頃、ときどき言われた。
「お父さん、今日も仕事なの?アタシと遊びたくないの?」

そりゃ、遊びたいっすよぉおおお!大好きっすよぉおおおお!
命より大事っすよぉおお!

・・・でも、ソレはソレ。コレはコレ。
仕事も楽しいんだよ。楽しさの方向は違うけど、娘との時間に負けないくらいに、楽しいんですよ。麻薬みたいなんですよ、しかも合法ドラッグ。
だから、つい仕事に行っちゃう。

もっともソレばっかりじゃ、あんまりなんで、日曜日だけは、よっぽどのことがない限り、休むことにしている。このマンガでは、仕事場に娘もいて、まるで在宅でやってるみたいな描き方だけど、本当は、仕事場は別でアパートを借りているのだ。個人でやるんだから、在宅でもできそうなんだけど、手狭だし、なにより、そうやって物理的に切り離さないと、サルみたいに、ずっとやってしまうからね。

PS
今はスタッフも増えて、もう在宅は無理。
←前のハナシへ
次のハナシへ→