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漫画家を目指し、やがて広告会社に勤め、そこから独立し、WEBを手掛け、事業を立ち上げては挫折する繰り返しだったが、それは無駄ではなかったようだ。
漫画家は広告プランナーではない。
広告プランナーは漫画家ではない。
それぞれのプロを起用したとしても、互いの専門分野に関しては素人どうし。分かりあえる部分は素人の部分でしかない。それでは、広告マンガが面白くなることなど、あり得なかったのだ。
近年、一般的なマンガ連載でも、マンガプロデューサーが付くことが増えてきた。
それと同じように、いや、それ以上に、広告とマンガの橋渡しとなる「広告マンガプロデューサー」が必要だったのだ。
全くの偶然、流されるままの人生。
だが、流れている間に、全く異なる広告とマンガの通訳ができるようになっていた。
漫画家と「広告漫画家」は、別のスキルなのだ。
ボクは結果論ではあるが、それを手に入れることができたのだ。 |