
さらなる宇宙の謎に挑むためにカソクキッズが帰ってきた。ファーストシーズン完結から1年の休載期間を経て再開されたセカンドシーズンでは、これまでの「素粒子と宇宙の謎」に加えて「物質と生命の不思議」も扱うことになったため、個々のエピソードのボリュームも、全体のエピソード数も、ファーストシーズンよりも大幅に増えています。※カソクキッズの試し読みは、高エネルギー加速器研究機構のWEBサイト上でどうぞ。試すも何も、本編は全部読めます。
セカンドシーズンRun 2は「みる」がテーマ。目で見るだけでなく、触ってみる、叩いてみる、動かしてみる、推理してみるなど、見えないけれど存在するモノをどうやって知ればいいのかを学んでいきます。「みる範囲」は超ミクロから超マクロまで。DNA、タンパク質、リボソーム、分子と高分子といった生命や物質の構造から、宇宙マイクロ波背景放射、現在の宇宙を生み出したと考えられる「原初のゆらぎ」、インフレーション理論の証拠に迫る重力波の観測、ミュオン(ミューオン、ミュー粒子ともいう)による地球内部の観測など、様々な「みる」を一気に紹介。もちろん、全部ギャグで(笑)。※カソクキッズの試し読みは、高エネルギー加速器研究機構のWEBサイト上でどうぞ。試すも何も、本編は全部読めます。
セカンドシーズンRun 3は、ファーストシーズンRun 3がそうだったように施設紹介編となっています。さらなる改造を受けて生まれ変わったファーストシーズンでも紹介したKEKの巨大加速器「superKEKB」、加速器でしかつくれない特殊な光=放射光で見えない世界をみる光の工場「フォトンファクトリー」、中性子やミュオンで物質の構造を探る「J-PARC」の物質・生命科学実験施設。どのエピソードも、専門研究者に案内してもらって実際に現地を取材して描いたものです。※カソクキッズの試し読みは、高エネルギー加速器研究機構のWEBサイト上でどうぞ。試すも何も、本編は全部読めます。
セカンドシーズンRun 4も、ファーストシーズンRun 4にならって「科学的に正しくない設定の科学的に正しいギャグ漫画」編。生命も、単なるモノも、分子や原子、素粒子といったスケールで考えれば同じ部品で作られています。ならば生命と物質はなにが違うんでしょう。ボクはカソクキッズを描き続けることでそんな疑問を感じるようになり、どうしても、その謎に向き合ってみたくなりました。そこで、このセカンドRun 4では「生命のようにみえる生命ではないもの=ロボット」に登場してもらい、素朴だけど答えの出しにくいテーマに挑ませてもらったのです。本当にリアルなロボットがKEKにあるわけじゃないんだけど、生命のように見えることと本当に生命であることは何が違うのかを考えていくには必要だったんです。※カソクキッズの試し読みは、高エネルギー加速器研究機構のWEBサイト上でどうぞ。試すも何も、本編は全部読めます。
約8年にわたって連載されたカソクキッズもいよいよ最終章。※カソクキッズの試し読みは、高エネルギー加速器研究機構のWEBサイト上でどうぞ。試すも何も、本編は全部読めます。