漫画/科学、テクノロジー/一般・青少年向け
カソクキッズシリーズ
Kindle版/各500円+税/既刊10巻(2018年に別巻3巻刊行予定)

各巻の紹介(解説・試し読み等)
※ページ数はAmazonでの「紙の本の長さ」に準拠しています。



カソクキッズ・セカンドシーズン:
Run I

Kindle版/104ページ/500円+税
さらなる宇宙の謎に挑むためにカソクキッズが帰ってきた。ファーストシーズン完結から1年の休載期間を経て再開されたセカンドシーズンでは、これまでの「素粒子と宇宙の謎」に加えて「物質と生命の不思議」も扱うことになったため、個々のエピソードのボリュームも、全体のエピソード数も、ファーストシーズンよりも大幅に増えています。
このセカンドシーズンRun 1では、元素のこと、宇宙誕生から現在まで、物質と生命のちがい、様々なスケールごとの世界など、これまでに輪をかけて濃いネタを、これまで以上にギャグ満載で扱っています。また冒頭にはファーストとセカンドの両シーズンをつなぐエピソードでもある番外編「ヒッグス特番」を収録。2012年夏のヒッグス粒子発見当時の様子を伺える興味深い内容になっていると思います。
また、この電子書籍完全版には、本編完結後にKEK一般公開の来場者特典として特別配布された冊子「カソクキッズINDEX」に収録された書き下ろしコラム、本書のために描いたおまけイラストなども各巻に収録しています。そもそもセカンドシーズンは、これまで一度も単行本などの冊子にまとめられたことがないので、これが最初の書籍版ですね(笑)。

※カソクキッズの試し読みは、高エネルギー加速器研究機構のWEBサイト上でどうぞ。試すも何も、本編は全部読めます。

 
 
  • ●第1話:元素ってなに?
    ●第2話:まんが宇宙むかしばなし
    ●第3話:物質ってナンダ?
    ●第4話:生命ってナンダ?
    ●第5話:スケールを支配する力(前編)
    ●第6話:スケールを支配する力(後編)
    ●第7話:第一章おさらいバトル!

    ●付録コラム:カソクキッズができるまで:1〜2



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カソクキッズ・セカンドシーズン:
Run II

Kindle版/88ページ/500円+税
セカンドシーズンRun 2は「みる」がテーマ。目で見るだけでなく、触ってみる、叩いてみる、動かしてみる、推理してみるなど、見えないけれど存在するモノをどうやって知ればいいのかを学んでいきます。「みる範囲」は超ミクロから超マクロまで。DNA、タンパク質、リボソーム、分子と高分子といった生命や物質の構造から、宇宙マイクロ波背景放射、現在の宇宙を生み出したと考えられる「原初のゆらぎ」、インフレーション理論の証拠に迫る重力波の観測、ミュオン(ミューオン、ミュー粒子ともいう)による地球内部の観測など、様々な「みる」を一気に紹介。もちろん、全部ギャグで(笑)。

※カソクキッズの試し読みは、高エネルギー加速器研究機構のWEBサイト上でどうぞ。試すも何も、本編は全部読めます。

 
 
  • ●第8話:見るって、どういうこと?
    ●第9話:ミクロな世界を見る! 〜生命の設計図・DNA〜
    ●第10話:ミクロな世界を見る!2 〜タンパク質をつくるリボソーム〜
    ●第11話:ミクロな世界を見る!3 〜炭素と分子と高分子〜
    ●第12話:宇宙をみる(前編)
    ●第13話:宇宙をみる(後編)
    ●第14話:ミュオンと第2章まとめ

    ●付録コラム:カソクキッズができるまで:3
    ●付録コラム:カソクキッズ誕生秘話



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カソクキッズ・セカンドシーズン:
Run III

Kindle版/96ページ/500円+税
セカンドシーズンRun 3は、ファーストシーズンRun 3がそうだったように施設紹介編となっています。さらなる改造を受けて生まれ変わったファーストシーズンでも紹介したKEKの巨大加速器「superKEKB」、加速器でしかつくれない特殊な光=放射光で見えない世界をみる光の工場「フォトンファクトリー」、中性子やミュオンで物質の構造を探る「J-PARC」の物質・生命科学実験施設。どのエピソードも、専門研究者に案内してもらって実際に現地を取材して描いたものです。
偉い研究者さんの前でもギャグレベルは1ミリも落としてないから、今回も笑いながら読み進めてもらえればオッケーですよ(笑)。

※カソクキッズの試し読みは、高エネルギー加速器研究機構のWEBサイト上でどうぞ。試すも何も、本編は全部読めます。

 
 
  • ●第15話:新しい物理に挑むSuperKEKB!
    ●第16話:「光」をつくる工場(前編)
    ●第17話:「光」をつくる工場(中編)
    ●第18話:「光」をつくる工場(後編)
    ●第19話:J-PARCを見学しよう!(物質・生命科学実験施設 編)
    ●第20話:カソクキッズ大総集編(前編)
    ●第21話:カソクキッズ大総集編(後編)

    ●付録コラム:カソクキッズができるまで:4〜5



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カソクキッズ・セカンドシーズン:
Run IV

Kindle版/92ページ/500円+税
セカンドシーズンRun 4も、ファーストシーズンRun 4にならって「科学的に正しくない設定の科学的に正しいギャグ漫画」編。生命も、単なるモノも、分子や原子、素粒子といったスケールで考えれば同じ部品で作られています。ならば生命と物質はなにが違うんでしょう。ボクはカソクキッズを描き続けることでそんな疑問を感じるようになり、どうしても、その謎に向き合ってみたくなりました。そこで、このセカンドRun 4では「生命のようにみえる生命ではないもの=ロボット」に登場してもらい、素朴だけど答えの出しにくいテーマに挑ませてもらったのです。本当にリアルなロボットがKEKにあるわけじゃないんだけど、生命のように見えることと本当に生命であることは何が違うのかを考えていくには必要だったんです。
劇中ではその明確な答えは出せていないのですが、ボクはボクなりの答えは見出せました。それは別の作品(この電子書籍シリーズで刊行中の『小説版・時空戦士イバライガー』)で語っていく予定です。
なお、生命のフシギだけではなく、相転移、自発的対称性の破れ、量子色力学、場の量子論といった宇宙の謎を知るための様々な考え方も紹介していて、結果的にはむしろソッチのほうが多くなっちゃっています。量子色力学のエピソードでは、ボクが別なプロジェクトで描いたキャラたちがゲスト出演したりもしています。なんとなく『キルラキル』に似た設定のアレなのですが、発表はキルラキルより1年早いし、むしろ意識したのは『プロジェクトA子』だったりして(笑)。

※カソクキッズの試し読みは、高エネルギー加速器研究機構のWEBサイト上でどうぞ。試すも何も、本編は全部読めます。

 
 
  • ●第22話:博士たちの相転移
    ●第23話:自発的対称性の破れと真空の相転移
    ●第24話:物理用語の基礎知識?
    ●第25話:強い力と量子色力学
    ●第26話:「場」ってナンダ?
    ●第27話:ロボ博士は電気羊の夢を見るか?(前編)
    ●第28話:ロボ博士は電気羊の夢を見るか?(後編)

    ●付録コラム:カソクキッズができるまで:6
    ●付録コラム:カソクキッズ保護者会とは
    ●付録コラム:カソクキッズこぼれ話



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カソクキッズ・セカンドシーズン:
Run V

Kindle版/84ページ/500円+税
約8年にわたって連載されたカソクキッズもいよいよ最終章。
このセカンドRun 5前半は、人間原理、J-PARC見学(加速器、ニュートリノ実験施設など)など、ここまでに触れられなかったエピソードで、特に人間原理は研究者の前に立ちはだかる巨大な壁となっているらしくて、作者としても興味深いものでした。
そして後半は、キッズたちが自らの未来を選んでいくエピソードが中心。企画からだと10年近くも付き合ったキャラクターは、作者にとって本当の子供と変わりません。読者の皆さんに科学の面白さを感じてもらうために描き続けた日々の締めくくりとして、万感の想いを込めたラストエピソードをぜひ読んでいただきたいです。
それと、科学解説よりも作品やキャラクターたち中心のエピソードを描くことに理解を示してくれたKEKの方々にも、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

※カソクキッズの試し読みは、高エネルギー加速器研究機構のWEBサイト上でどうぞ。試すも何も、本編は全部読めます。

 
 
  • ●第29話:人間原理に立ち向かえ!(前編)
    ●第30話:人間原理に立ち向かえ!(後編)
    ●第31話:思い出のJ-PARC
    ●第32話:キッズたちの卒業(前編)
    ●第33話:キッズたちの卒業(後編)
    ●第34話:博士たちの反省会
    ●第35話:科学のグランドチャレンジ2



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