時空戦士イバライガー サポーターズクラブ/IBALIGER SUPPORTERS CLUB
時空戦士イバライガーは、主に茨城県内で活躍しているオリジナルヒーローです。
茨城のご当地ヒーローとされていますが、厳密には「ご当地ヒーローも兼ねているオリジナルキャラクター」であり、本来はご当地PRのために作られたものではなく、県や市町村などの公式キャラクターでもありません。活動の結果として県内で広く認知され、公式的な扱いを受けているだけであって、実際には完全な自主活動です。

このことはイバライガーのデザイン及び設定に、ご当地的な要素がほとんどないことからもお分かりいただけると思います。

とはいえ、ご当地であろうがオリジナルであろうが、地域や人々のために戦わなくてはなりません。美談とか社会奉仕といったことではなく、それが「ヒーローの属性」だからです。いくら自主運営で、自分たちの勝手でやっているとは言え、誰かのピンチを見て見ぬふりをするようでは、ヒーローではなくなってしまいます。本当にヒーローをやりたいからこそ、イバライガーは各地に出動し続け、今日まで戦ってきました。

ですが、ヒーローとして活動するにも資金が必要です。マンガや映画ではあまり描かれませんが、現実としては、仕事に就いている様子のない風来坊とか、支援母体が全くない孤高の戦士では、ヒーローとしての使命を果たし続けることは困難なのです。

時空戦士イバライガーの主要な活動であるステージショーは基本的に観覧無料です。そこでイバライガーは、企業等とのタイアップや、様々なグッズ販売を行ってきました。
昨今のイバライガーの状況を見ると、数多くのグッズがあり、露出も多く、ショーもほとんど毎週末、県内各地で開催され、大成功を収めているかのように見えます。

けれど、その実体は正反対。
基地の電気代も払えないほどの困窮が、ほとんど常態化しているほど。出動のための交通費さえ危ぶまれることがあります。

それだけやっていて何故、と思われるでしょう。
それは、イバライガーの出動の多くが無償だったり、赤字だったりしているからです。予算がないイベントでも、イバライガーは可能な限り引き受けていて、例えば交通費がン万円、設備費もン万円、人件費が十数万かかるような出動を、無償や大赤字で行い続けてきたからなのです。

一番顕著だったのが東日本大震災のときで、震災によってほとんどのイベントが自粛・中止となり、収入源を断たれた状態であったにも関わらず、イバライガーは連日、県内各地の避難所等へ、慰問と激励のために出動し続けました。震災直後から、約2ヶ月間。ひたすら無償出動をし続け、揚げ句、4月中旬にはイベント施設を借りて、初めての自主公演まで入場無料で開催しています。
出動の経費も、会場の施設利用料も、なにもかも自費(一部、企業の支援を受けていますが)。
ようやく自粛ムードが解けた頃には、本当に一文無しになっていました。

このときだけでなく、イバライガーはいつも、こんな無茶を続けてきたのです。これじゃ、いくらグッズが多くても、企業タイアップがあっても、お金がなくて当たり前です。
先に書いたようにイバライガーは自主運営です。やりたくないなら、やらなきゃいいんだし、成功するのも困窮するのも自己責任ではあります。勝手にボランティアやって、だからお金ください、なんてのは筋が通らない。
それは当人たちが一番わかっていることです。だけど、わかっていても彼らは止まらない。
無茶で無謀でも、苦しい出動を続けます。

それは彼らがキャラクタービジネスではなく、ヒーローであることのほうを大事にしているからです。
お金がないからヒーローが来ないなんてオカシイ。誰かが呼ぶ限り、ヒーローは立ち上がらなきゃいけない。立てなくても立たなきゃならない。
彼らはコスプレでもビジネスでもなく、本気でヒーローを目指しているのです。
自己犠牲ではなくて「ヒーローでありたいからヒーローとしてやるべきことはやる」ということなのです。


彼らの行動は、無謀な挑戦かもしれません。バットマンの主人公ブルースは億万長者だからやれるでしょうが、蓄えがゼロどころか巨大なマイナスの状態の一般人が、それに倣うなんて破滅へ向かっているようなものかもしれません。
何せ、人気が高まって出動の機会が増えれば増えるほど、その分だけ赤字や無償の出動も多くなり、どんどん苦しくなっていくのですから。全体としての収益が上がっても、支出はそれを常に上回る。奇跡でも起こらない限り、どうにもならない。

でも、彼らはそうは思っていないのです。
いつの日にか、きっとみんなわかってくれる。イバライガーを認めてくれて、受け入れてくれて、安心してヒーロー活動ができる日がきっと来る。夢のような話ですが、それを心から信じていて、だからこそ、今が一文無しでも恐れない。きっと何とかなるさ、と。

よぉおおしっ! そこまで覚悟を決めているというのなら、何とかしてやろうじゃないか!

これが「イバライガー・サポーターズクラブ」の主旨です。
彼らが続けてきた活動に元気をもらった人、とにかくイバライガーが好きな人、こうした活動の芽を守ってやりたい人、そういう人たちが集まって、イバライガーを支えていこうと。

そういうわけで、このサポーターズクラブは、通常のファンクラブとは、若干主旨が異なります。ファンサービスはもちろん考えていますが、基本的にはファンにサービスするためではなく、ファンの皆さんにイバライガーを支援していただくことをお願いしているのです。

イバライガーは危機的状況のまま、ずっと耐えてきました。
これからも耐えるでしょう。何があろうと、それだけは間違いない。
でも今のままでは、きっと無茶や無理をします。例え破滅が待っていても、イバライガーは止まらない。ずっと近くで見ていたから、それが分かるんです。震災の時のようなことがあれば、また一文無しになってでも、彼らは出動する。実際にそうだったんですから。
だけど、誰かの元気を作るために、イバライガーが犠牲になっていくのは、何か違うと思うのです。正義の味方には幸せになってほしいのです。この物語は力づくでもハッピーエンドであってほしいのです。

イバライガーに笑顔をもらった、元気をもらったという人は少なくありません。
震災で被災して以来、笑えなくなった子が、イバライガーと出会って、笑顔を取り戻したこともありました。我々が彼らを支えることで、どこかの誰かの笑顔を作れるのです。イバライガーがやってくれるのではなくて、イバライガーを通じて、ボクらがそれを創るのです。
単なるボランティアではなく、イバライガーと共に歩む、ショーやイベントを楽しむことの1つ1つが、そのまま社会の活力を生みだすことにつながっていく。ボクはそういうクラブを目指します。そのことにとても魅力を感じています。

以上、当サポーターズクラブの主旨にご賛同いただき、イバライガーを支援してもいいな、と思ってくださった方は、是非お力をお貸しください。

どうか、みんなの力を貸してくれ!
イバライガーの名を呼んでくれ!



【企画・制作・運営】
時空戦士イバライガー サポーターズクラブ事務局
(うるのクリエイティブ事務所内)
【許諾・監修・協力】
茨城元気計画&時空戦士イバライガー


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(C)2013, IBALIGER SUPPORTERS CLUB / IBALIGER BEYOND THE TIME OF HEROES.
Atsushi Utsugi/ IBARAKI GENKI KEIKAKU. Takuya Uruno / URUNO CREATIVE OFFICE.