思わず読んじゃうマンガ
世界で知られる「MANGA」
広告マンガで何ができる?
広告マンガ制作の流れ
広告マンガの種類と特徴
似顔絵・キャラクター提案
その他のイラスト制作
論より証拠の制作実績
提供作品の利用規定

Q&Aでわかる広告マンガのアレコレ。
このサービスの他メニューへ
せっかくご注文いただいても、他の締め切りや先約の案件と重なってしまい、ご希望の納期やスケジュールに対応できないことがあります。正式なご注文の前に電子メール等で、一度、当社の対応スケジュールをご確認ください。(なお、御社だけでなく複数の締め切りに対応しているため、想定外の変更、修正などには対応できない、あるいはスケジュール、ご予算等に大幅な変更が出る場合があります。予めご了承ください。)

広告マンガの基本的な構成は? マンガで本当に分かりやすく解説できるの?
どういうときに広告マンガが有効なの? 広告マンガとフツーのマンガの違いは?
広告のマンガってつまらないよね? マンガはやっぱり画力だと思うんだけど?
どんなクライアントが多いの? なんでもマンガにできるの?
広告マンガを作るにはナニが必要なの? なんでも注文通りに描いてくれるの?
ページ数は多い方がいいの? 遠隔地でも打ち合わせや取材に来てもらえる?
仕事場を見学できる? 著作権のトラブルが心配なんだけど?
マンガ以外の広告全般も面倒みれる? 印刷まで全部頼める?
データじゃなく原画自体ももらえる? スケジュールをもっと短縮できないの?
どんなタッチでも描ける? 同じ作家・同じタッチで描いてもらえる?
演出のタッチ(作風)も自由自在? ○○さん風に描いてほしいんだけど?
ギャグやコメディ作品が多いのはナゼ? ギャグやお笑いの効果って?
シリアスなマンガも描ける? ドキュメンタリーマンガも描ける?
どうしても説明シーンを端折れない 新聞や雑誌の広告にマンガを入れたい
予算の目安は? 値引きもできる?

広告マンガの基本的な構成は?


事件現場に訪れたキャスターがサービスの力にびっくり、なんてのも「お客様の声」のバリエーション。
キマリなんかないのがマンガですから、こうすればいいという方程式はないのです。でも、大雑把かつ強引に言えば、企業のホームページやパンフレットにある「お客様の声」。アレをドラマ仕立てにしたのが、マンガ広告だと思っていいでしょう。
なにかで困っている登場人物が「○○のおかげ」で救われる、あるいは「○○を知る」ことで変わっていく、といった展開ですね(さすがに怪しい開運グッズのようなうさん臭いノリにはしないですけど)。
だから、商品やサービスの魅力は、企業側の登場人物ではなく、お客側の人物に語らせる(気付かせる)ように構成することが多いです。読者に近い立場のキャラクターに語らせることで「ワタシも」という気持ちに導くことが多いですね


このページのトップに戻る

マンガで本当に分かりやすく解説できるの?


商品データを劇中に組み込むのも基本的な構成の1つ。読者は会話の流れを追うだけで要点を理解できる。
実は、マンガ劇中でキャラクターに解説させようと思ったことは、あまりないのです。どちらかというと「解説を読みたくさせる」あるいは「つい読んでしまう」ように仕向けて構成しています。
例えばビデオデッキの使い方を覚えられない人がいますが、やってみると難しいわけではない。覚えられないのは「覚える気がないから」であることが多いもののです。それと同じで、通常のパンフレットやチラシも、大抵は分かりにくいわけではなく「分かろうとしない(興味を向けない)」のです。
だから、劇中で登場人物がクドクド説明なんか始めちゃうと、読者が引いてしまう危険のほうが大きいんです。キモチよく読ませてあげたほうがいい。
そういうわけで、あまりストーリー内に商品情報やサービス内容は組み込みません。右の例だと、キャラクター同士でストーリーは進行させておいて、解説情報は「背景」のように使っています。ウルサく「見て見て!」じゃなくて、つい見ちゃうように構成したほうが、抵抗なく受け入れてもらえることが多いんです。


このページのトップに戻る

どういうときに広告マンガが有効なの?


えっ、そうなの?と読者の気持ちを代弁させるのもキホンの演出。
「インパクトが弱くて伝わらない」とか「真剣に聞いてくれない」とか「ややこしくて分かりにくい」というときが、マンガの出番ですね。
例えば「保険や金融商品のパンフレットをマンガにして」というオーダーは多いです。こういった商品はライフプラン=人生そのものを提案するような側面がありますから、ドラマ仕立てのほうが受け入れやすいですし、そもそも保険のパンフって分かりにくいですからね。キャラクターが読者に代わってツッコミをすることで要点をクローズアップさせたりするわけです。
マニュアルやルールブックに4コママンガを組み込むというのも意外に多いです。大事なコトが書いてあるのに読み飛ばされがちですから、「ココ大事だから覚えておいてね」を、寸劇にして強調したりするわけです。
それからラーニング(教育)関係。一時期はソレばっかりというくらいにオーダーが集中したジャンルです。社員の教育や啓蒙、社内改革の要旨説明とかですね。普通の社員研修だけではなく、ちゃんと手元に残り、しかも読んでもらえるようにするには、マンガは便利なんです。
もちろん企業だけでなく、学校や地域活動などの「教材」にも有効で、今ドキの教科書はマンガだらけです(ま、個人的にはソレもどうかとは思うんですけど。教科書そのものじゃなくてサブテキストに使ってほしいなぁ)。



このページのトップに戻る

広告マンガとフツーのマンガの違いは?


あくまでも広告、だけどマンガ。どちらに片寄っても上手くいかないから、バランスが難しい。
広告マンガだって「マンガ」には違いないですから、見た目は普通のマンガとそれほど変わりません。当社でも、コマ割りも、クオリティも、雑誌連載していた頃と同じように手掛けています。
しかし、それでも、広告マンガとフツーのマンガには、決定的な違いがあります。
それは「マンガの役割」です。フツーのマンガは、マンガそれ自体が商品。だから、ギャグであれシリアスであれ、優れた作品であればよい。イイモノ=売れるモノとは言い切れないですが、とにかく作品そのものを売るわけです。
一方、広告マンガでは、作品は売り物じゃないんです。作品を通じて別のモノ(クライアントの商品やサービス)を売る。マンガがどんなによくても、商品が売れなければ失敗なわけで、この点が最大の違いと言っていいでしょう。
役割から考えると、広告マンガはマンガの一種ではなく「広告の一種」なわけです。

このページのトップに戻る

広告のマンガってつまらないよね?


本気で、しかも仕事でボケられる大人って少ないんだよね。
私は、広告マンガの多くがイマイチ面白くないのは「面白くしようとしていない」からじゃないかと思っています。
広告マンガが「広告の一種」である以上、広告マンガを描くには「広告のノウハウ」が必要不可欠です。通常、それは広告プランナーやデザイナーの仕事ですが、彼等は漫画家ではないから、マンガは描けません。そこで漫画家に依頼します。
でも、漫画家は広告のことは知りません。お互いに専門分野ではプロフェッショナルなのに、土俵がまったく違うから専門性の低いレベルでしか分かり合えない。つまり、全ての部分にプロが関わっているにも関わらず、着地点が素人レベルになってしまう。全てがそうだとは言いませんが、経験上、こういうことがよくあることを知っています。
それに、漫画家の立場で考えると、そもそも本業じゃないし、制約だらけで何をそうしたらいいか分からないし、印税は入ってこないし、いかにも仕事(連載など)がなくて困っているみたいだし、積極的にやりたい仕事とは思わないでしょう。
シナリオやコンテを用意してくれるならやりますよ、という話をよく聞きますが、それって広告サイドも漫画家サイドも、どうしていいか分からないってコトだと思うのです。それで面白いモノになるわけがない。
だから、当社にお仕事がいただけるのでしょう。当社は、漫画家本人が直営する広告制作プロダクション。広告プロデューサーがそのまま漫画家本人のため、前述のような齟齬はあり得ません。
とある大手企業の広告担当の方が、おっしゃいました。
「マンガを使った広告は何度かやってきたが、やはり漫画家本人と自由に打ち合わせできないと、こちらの考えが正しく伝わらない。ただし、広告であるということも、ちゃんと理解していてもらえないと困る。そういう制作会社を探したが、1000社チェックして該当したのはオタクだけだった」と。
まさに、そのために当社は存在するのです。

このページのトップに戻る

マンガはやっぱり画力だと思うんだけど?


この3択、ほんとにプレゼンしました。マジにバカをやるのがボクらなんです。
全く同感です。単なるテクニックだけじゃなく表現力も含めての画力ですが、本当に巧い作家の、絵の説得力ってスゴイものがありますよね。
で、その画力に自信があるかと問われると、恥ずかしながら、あまりないんですよ。下手くそではないけど、巧いわけでもない。同じくらいに描けるなんて人は、いくらでもいるでしょう。だから、誰もが納得しちゃうスゴイ絵は、ウチのマンガでは難しい。勉強はしているんですが。
画力に関しては「制作実績」を見てくだされば、腕の程はお分かりいただけると思います。
ただ、マンガは「画力だけじゃない」のも確かなんです。だからデビューできて連載ももらえたわけですから。構成力・演出力で勝負するのがウチのスタイルですね。そして、広告では、むしろ、その能力が問われることが多いのです。広告の成否はマーケティング力や企画力でキマる部分が大きいですから。だから「広告専業」でやっているわけです。
「自分が世界一ィイイイイ!」などと豪語する気はないんですが「滅多に負けない」くらいの自負はあります。実際に、たくさんのご依頼を受けることができ、それなりの成果も出せていますし。慢心したりしないように気を付けていますが、自信はありますよ。

このページのトップに戻る

どんなクライアントが多いの?

制作実績ページ」をご覧いただくと分かりやすいですが、誰でも知っている大手様から、個人経営のお店まで、どなたにも対応しています。全国どこからでもお引き受けしており、海外(これまでに担当したのはハワイ・ヨーロッパ・韓国)からのオーダーもお受けしています(日本語で対応できる場合だけですが)。

このページのトップに戻る

なんでもマンガにできるの?


そう言えば「男性機能治療器」なんてのも描いたなぁ。ナニのカットも出てくるけど、マジメなモノですからね。
基本的には「何でもマンガにできる」と思っています。ただし、使えるスペースやページ数によって、盛り込めるボリューム、タッチ、演出などが変わってくるので「いくつでも」ではありません。
そもそも、アレもコレもと欲張ってしまうとテーマもストーリーもまとまりがなくなって、何のマンガだか分かりにくくなってしまい、かえって広告効果を落としてしまいます。いくつかの広告情報を盛り込むにしても、どれかをメインに据えて、他の情報は軽い扱いにしておくなどの構成がお勧めです。

このページのトップに戻る

広告マンガを作るにはナニが必要なの?


製品をかざす主人公。こういう製品と絡むカットは資料がないと描けない。
できるまでの手順」は次ページを見ていただくとして、ここではクライアント様に用意していただく資料・原稿などについて説明します。
まず資料ですが、劇中に登場させる商品・社屋・人物等がある場合は、その写真か実物が必要です。写真の場合は、できるだけ色々なアングルで撮影したモノがあるといいのですが、先に「ネーム(絵コンテ)」をまとめて、それに従って必要なアングルで撮影するのも手です。当社で撮影取材に伺うこともあります(遠隔地の場合は取材費がかかることがあります)。
その他の資料や原稿は、主にマンガのストーリーを考えるための材料となります。会社や商品のパンフレットやカタログなど、これまでに作ったモノがあれば、一通りお借りしたいところです。
また、マンガ以外の広告部分やコラムスペースがある場合は、そのための資料も必要となります。マンガ用の資料と重複することが多いので、同じものを複数用意する必要はありません。いずれにしても、何が必要か、ご用意いただきたいかは、企画案を提出する際に詳しくご説明させていただきます。
資料を預けたら、あとは「どんなストーリーになるんだろう?」と、ワクワクしながらお待ちいただくだけです。

このページのトップに戻る

なんでも注文通りに描いてくれるの?


当社の営業案内コミックより。お客のことを思えばこそ、叱咤することもあるんです。
はい、仕事ですから(笑)。でも公序良俗に反するもの(風俗体験マンガとか)法令に反するものはダメです。これはアタリマエですね。
それ以外の場合はお引き受けできますが、ご要望通りにやったら滅茶苦茶になってしまうと思われる場合は、例えクライアント様に反論するようなことになるとしても、必ずご意見させていただきます。
何でも言われた通りにやってりゃいいんだよ、というのはプロのやることではありません。また、クライアント様も、たいこ持ちのイエスマンがほしくて注文されるわけではないでしょう?。
むろん、商品の扱い方、説明方法などに関しては、クライアント様の意向に沿わせていただきますが、題材がなんであれ、マンガそのものに関しては私たちはプロです。きちんと、役に立つものを仕上げない限り代金をいただくことができませんから、言うべきことは言います。
「カン違いしたこだわり」を押し付けるような我が儘は言いませんから、ご安心を。専門家として助言するという程度のコトだと思ってください。できるだけお客様の要望を組み入れながら「マンガとしてもイイモノ」でないと、マンガ広告を作る意味がないですしね。
それで、お互いに納得しあってから、お仕事を進めていきましょう。

このページのトップに戻る

ページ数は多い方がいいの?


ときには1コマだってマンガになる。特に新聞・雑誌の記事下広告などだと、短いからこそ確実に見てもらえるということもある。
当然ながら、ページ数が多いほうが盛り込める情報量も多くなり、ドラマにも厚みが出てきます。が、「広告」としては必ずしも「多いからいい」とは言えません。
一般のマンガと違い、広告マンガは広告です。読者はマンガが読みたくて手に取ったわけではないのです。それなのに何十ページも読まされるというのは、むしろマイナスでしょう。そういうときは、手短に、気持ちよく、さっと要点を理解させるほうが有効です。
むろん、十分なボリュームがあったほうがいいモノもありますから、こうしたことはケースバイケースなのですが「ページ数が多いほうが役に立つ」などと決めつけることはできません。
私たちは広告の枠に収まらないような、十分に読みごたえのあるマンガを描きたいと思っていますし、そのために十分なページ数を用意してほしいとも思いますが、広告効果を考えると「短くまとめましょう」と提案することも少なくないのです。

このページのトップに戻る

遠隔地でも打ち合わせや取材に来てもらえる?


ヨーロッパのお仕事。ま、中身は日本国内用なんだけど。
必要であれば、海外だろうと打ち合わせにも取材にも伺います。というより、できるだけお会いしておきたい、といつも思っています。やはり、現場に行かないと分からないことや感じないことはありますし、クライアント様自身が気付かなかった何かを見つけられることもありますから。
ただ、遠隔地の場合、交通費や滞在費などの実費をいただく場合があります。また、仕事の都合上、すぐに伺えないこともあります。ぶっちゃけたハナシ、3万円の仕事でアメリカ出張してたら倒産しちゃいますし、本当は行きたくても行けないこともあるんです。
また、ウチは制作プロダクションなので営業マンがいないんです。というよりも、仕事の内容が専門的でありすぎて、一般的な営業マンに任せる事ができないんですね。漫画家本人じゃないと判断できないことが多いし、お客様も作家と会ってこそ、安心できる部分がありますし。
だから、基本的には私(うるの)が直接伺いますが、頻繁に出かけていては描く時間がなくなってしまうわけで、これまた仕事にならない(苦笑)。
この点についてはご了承ください。
どうしてもお会いできない場合は、主にメールでの対応となります(FAXでも可能ですが、できるだけメールでお願いします)。

このページのトップに戻る

仕事場を見学できる?


ウチの仕事場って、こんなトコだよ?。ノリはいいけどね。
OKです。まったく構いません。ただし、締め切り間際だったりすると対応できませんし、留守してしまうこともあるので、事前にアポイントをお取りください。
実は、当社は意外に来客が多いのです。一応「作家」なので、仕事場を離れにくいというのもあるのですが、そういうことに気を使ってくださって、クライアント様が打ち合わせにいらっしゃることが多いのです。
仕事場は単なるアパートの一室なので立派な商談ルームなどはありませんが、どなたでもお気軽にご来社ください。

このページのトップに戻る

著作権のトラブルが心配なんだけど?


広告マンガのキャラクターはクライアントとボクらの間に生まれた子供。ボクらだけが親権者じゃないと思うんです。
せっかく作ったキャラクターが、著作権者の制限によって自由に使えないといったトラブルが後を絶ちませんから心配されるのは当然です。
ですが当社の場合、制作させていただいたマンガやキャラクターに関して、御社自身が利用される限り、著作権上の制限はほとんどありません。再利用も、再掲載も、改変も、二次加工も、他の著作物と組み合わせることも、全部自由です。
マンガ作品は確かに著作権の保護対象ですが、私たちは「著作権ビジネス」をやっているわけではありません。あくまでも「マンガを描く仕事」をしているのですから。
ただし、制限事項が全くないわけではなく、いくつかのご遠慮いただきたい例外もございます。
詳しくは「提供作品の利用規定」をお読みください。

このページのトップに戻る

マンガだけじゃなくて広告全般も面倒みれる?


ショートマンガを複数組み込んだタウン誌広告企画。記事の執筆・編集まで全部社内でやってます。
はい。ほとんどの場合、広告マンガはマンガだけではなく「広告部分」を含みます。チラシやポスター、WEBサイトだと「一部にマンガを組み込む」構成になることが多く、冊子の場合は「マンガページ+広告ページ」、あるいは「各ページごとにマンガと広告情報」といった構成が多いです。
その中のマンガ部分だけを担当し、全体の編集は他社で、ということも少なくないのですが、マンガと広告部分が連動していたほうが理解しやすくなりますから、編集部分も含めて担当させていただくことも多いのです。
当社の場合、WEBや印刷物のジャンルにおいても、20年以上のキャリアを持っておりますから、総合的にプロデュースできます。

このページのトップに戻る

印刷まで全部頼める?

はい、必要部数を印刷して納品することが可能です。ただし、印刷費は制作費に含まれていないため、別途料金がかかります。
また、印刷は印刷会社を使うことになりますが、当社が提示する印刷費が他社と同等あるいは安いとお約束することはできません。他に印刷会社をご存知であれば、ご指定の印刷会社に発注されても構いません。その場合は、CD-R等のメディアにて印刷データを入稿させていただきます(この場合、入稿費用はかかりません)。

ボクシング世界チャンピオンの内藤大助選手の試合パンフレット。ご縁があって、当社で制作させていただいており、試合の度に印刷データを印刷所に送っています。

このページのトップに戻る

データだけじゃなくて原画自体ももらえる?


原画はこんな状態。これをパソコン上で着色しながら組み合わせてページにまとめていくんです。
これは無理・・・というより、原画がデジタルデータなんです。だから原画展などを開催する際にも、プリントアウトしたものが原画。今時は、デジタル処理でマンガを描いているんですよ。
ペン入れは手作業で紙に描いているんですが、あくまでも「マンガにするための素材」を作っているのであって、一般的なマンガの原画じゃないのです。コマごとにバラバラに描いたりして、それをパソコン上でレイアウトし直すようなこともあります。画像ソフトで荒れたタッチを修正したりもします。そういう作り方だからこそ、コスト圧縮ができるのです。

このページのトップに戻る

2カ月くらいかかるって聞いたけど、スケジュールをもっと短縮できないの?


シナリオ段階からの延べで考えると、こういう1ページにつき1日くらいかかっているんです。
多少の短縮はできることも多く、実際、想定通りのスケジュールにならないことも多いのですが、基本的には無理だと申し上げておきましょう。
マンガは仕入れて売るというような商品ではなく、創作物です。当然、1つ1つがオリジナルのカスタム制作ですし、世の中に出す以上、クライアント様も私たちも恥ずかしくないだけの品質でなければなりません。それを作るには、どうしても短縮できない行程があり、お時間がかかってしまうのです。20ページ程度の作品として、注文から納品まで最短2カ月とお考えください。
「でも、連載マンガなら毎週20ページくらい描いているでしょ」と言われるかもしれませんが、アレは「慣れた同じキャラクター」で「続きを描いている」からできるのです。それに漫画家の現実って、相当なビンボーなんですよ?一部の売れっ子以外は、まともな生活ができないくらいに。
事業として広告マンガを続けていける体制づくりも、お客様に対する責任ですし、自分やスタッフにギリギリの生活を強いるような制作体制(一般的な漫画家の世界)でやることはできないんです。
常に読みきり新作で、しかもコストをできるだけ抑えて、となると、現在のペースが精一杯。混んでいるとお待たせしてしまうこともあるのですが、どうぞ、ご理解ください。

このページのトップに戻る

どんなタッチでも描ける?


雰囲気は似せることができるけれど、タッチそのものはオリジナルで描きます。
できるだけ、様々なタッチが描けるように勉強していますが、同じ作家が描くものは、基本的に似てしまいますから、何でもやれるわけではありません。
ご希望のタッチがある場合は、見本等をご用意くだされば、近いタッチで描いてみて、それでいけそうならお引き受けする、ということになります。
なお、あくまでも「近いタッチ」であって、まったく同じにはなりません。例え、まったく同じタッチで描けるとしても、それでは盗作になってしまいますから。
ご希望のタッチがない場合は、当社から適切と思われるタッチを提案させていただきます。

このページのトップに戻る

続編の場合、同じ作家(もしくは同じタッチ)で描いてもらえる?


下絵までは自分で描いて、ペン入れ以降をアシスタントに任せることも。そうやって「同じタッチ」に慣れさせるようにしたりもします。
できるだけ、そうしたいですが、これはお約束できません。「作家=特定の個人」ですから、なんらかの理由で引退してしまうこともあります。他にも体調不良、スケジュールやギャランティが合わない等々、同じ人物が担当できない可能性は常にあります。
続編やシリーズモノの場合には、できるだけ同じ作家、同じタッチを目指しますが、必ずとお約束はできないのです。前回と違和感のないように描く工夫させていただくという範囲でご了承ください。
なお、2008年4月現在、「制作実績」で紹介している当社作品の大半は、私(うるの)本人のタッチですので、事実上、ほとんどのタッチは再現可能です。

このページのトップに戻る

演出のタッチ(作風)も自由自在?


このギャグをお客が許してくれるかどうか。見せる時はワクワク・ドキドキ。でも、これでも一応「抑えて」いるんです。
これもペンタッチ同様、できるだけ、色々な演出に対応できるように工夫はしているのですが、実際のところ、ペンタッチ以上に難しい部分でして・・。
当社の場合、マンガ作品に関わらず、全ての制作物を私(うるの)がプロデュースさせていただいています。特にマンガの場合「広告として有効なマンガの構成」ができる人材が非常に少ないため、原作・構成といった部分を誰かに依頼することができません。
セリフ回しや陰影や描き込みのバランスといった部分は感性に属する部分で、つまり描いている本人の人格と切り離せない部分です。ですので、作風が合う方・合わない方がいるのはアタリマエです。Aさんに大ウケでもBさんは無反応ということは珍しくありません。どんなに売れているマンガでも嫌いな人はいるわけですから。
ですので、(クライアント様も含めた)特定の誰かに合わせて描くというのはできないのです。あくまでも、これまでの経験で上手くいった(ウケた)やり方や、現在ヒットしているモノなどを参考にしつつ、「自分にできるもっともベターな作品」を目指すとしかお答えできないわけです。
ある程度、ご要望に応じてセリフや構成を調整することはできるのですが、どうやっても合わないという場合は、残念ながらお断りさせていただく場合もございます。ご了承ください。

このページのトップに戻る

○○さん風に描いてほしいんだけど?


似せようと思ったとしても、結局は自分のタッチになっちゃうしね。ちなみに描いているときって、そのキャラの顔になってます。だから喫茶店でネーム書けないんだよね。恥ずかしくって。
人気マンガを真似てくれ、というご要望が出ることもあるのですが、基本的にはできません。著作権違反ですから(笑)。
ただ、似せるのではなく「テイストの近いタッチを選ぶ」くらいのことはできることも多く、そういうことでよろしければご要望に応じます(でも、提案するタッチは似てないわけだから、要望に応じるというより「別のプラン」を提案するようなモノなのですが)。
なお、作風に関しても「○○さん風に」という要望が出ることがありますが、そっちは完全に無理なんです。私たちも「作家」ですから自分の作風があり、それがウリでもあるわけです。そもそも作家Aに「作家Bっぽく書いてくれ」っていうのはオカシイですよね。「○○さん風」が欲しいなら、最初から「○○さん」に依頼すればいいんですから。
ただ、なんでもかんでも同じノリにしてしまうわけではありません。テーマ、ストーリー、キャラクター、扱う商品などの要素によって、作品の雰囲気はガラっと変わりますから、そういう意味では「様々な作風」で描いています。
でも、マンガは創作物であって制作物ではありません。創作物を依頼するということは、創作者に委ねていただくしかないんです。広告的な部分の内容・表現はお客様に従いますが、創作部分も任せられないとなってしまうと、お引き受けする事ができないのです。ご理解ください。

このページのトップに戻る

ギャグやコメディの作品が多いのはナゼ?


コマから飛び出して、マンガと組み合わせた広告部分を見るキャラクター。こういう演出もシリアスマンガでは無理。
元々、私がギャグ漫画家だったというのもあるのですが(笑)、商業出版するビジネス向けコミックならともかく、広告として使うマンガでは、シリアスな作品は難しいとも思っています。
それは「シリアス作品では情報の圧縮がしにくい」からです。
ギャグなら「足をぐるぐる回してピューっと走り出して、すぐに地球の裏側に」といったシーンも可能ですが、シリアスではそうはいきません。つまり「マンガのお約束」的な演出が使いにくいため、同じ「広告情報を盛り込む」ならシリアスマンガのほうが「ページ数=コスト+時間」が余分に必要になってしまうのです(ナレーションで上手く逃げる方法もありますが・・・)。
こうした情報圧縮のしにくさは、キャラクターの人物描写、背景、間の取り方など、作品全体に及びます。
映画やドラマでも、感動の大作は2時間くらい必要でしょう?。それは、それだけの時間を使って人物や背景をきちんと描き、共感が生まれるようにしないと感動できないからです。雑誌社の漫画賞などでも「ギャグは15ページ程度、シリアスは30ページ程度」といった規定になっていることが多く、シリアス作品のほうが多くのページが必要であることを裏付けています。
で、広告マンガは広告ですからね。ドラマとしては、ドーンと東京の風景を見開きで見せることが効果的だとしても、そのために数十万円かけて緻密な都市の風景画を描く予算なんか出ないでしょう?。かといって、そういう部分の手を抜いてしまえば、シリアス作品としては興醒めで、読者は共感しなくなるし、それでは広告効果も下がってしまうわけです。漫画家とクライアントだけの自己満足な広告なんか意味ないですよね?
できるだけ無理のないご予算で、できるだけ多くの情報を盛り込めるように工夫するのもプロですから、どうしてもギャグやコメディ系を薦めることが多くなってしまうわけです。

このページのトップに戻る

ギャグやお笑いの広告効果って?


ダジャレで大事なことを記憶させる。そりゃもう、マウントでタコ殴りするくらいにギャグ連打したりして。
確かにギャグがなくてもストーリー自体は進むのですが、私が広告マンガにギャグを多用するのには、大きな理由が2つあります。
1つは「引っ掛ける」ため。
マンガは読みやすいのですが、その分「忘れるのも早い」んです。スムーズに読めるから、スイスイ読んで、でも中身は右から左へと通り抜けるだけで残らない。
それは「起伏がない」からです。これまでに私が担当してきた広告マンガのほとんどには、トンデモない悪役も、世界を揺るがす大事件も、特殊能力を持ったヒーローも出てきません。どれほど画期的な商品であっても、一般的なマンガで描かれる奇想天外さには及ばないものです。つまり、そのまま直球勝負してしまうと、山場・谷場がなくなってしまう。けれど、ページ数には制限があるし、盛り込まなければならない広告情報は削れない。
だから「笑い」で「引っ掛ける」。淡々とスムーズに進むストーリーのリズムを、わざと崩す。ツッコミを入れる。そうやって起伏を作るとともに、そこまでの内容をまとめたり、読者が思い返したりする時間も作るようにしています。そういうことに「笑い」はとても有効なんですね。

もう1つは「連想を仕込む」ためです。
人間、楽しいことは覚えていても「大事なこと」って忘れちゃうんです。マンガを覚えていても、企業名、商品名、サービス名などは「何だっけ」となってしまうことが多いのです。
そこで、ギャグと広告情報を絡ませる。ダジャレでもいい。そういうことは覚えやすいんです。で、ギャグを覚えてもらえれば、そこから連想で広告情報へとつなぐことができる。歴史の年号や英単語を「何かのコトバ」にして覚えるようなモンですが、それを受け入れてもらいやすいギャグに引っ掛けるというわけです。

このページのトップに戻る

シリアスなマンガも描ける?


真面目なシーンだって、ちゃんと描かないと単なる悪ノリになっちゃいます。
もちろん描けます・・・けど、今までの作例を見直してみると、基本的にはシリアスだとしても、お笑い要素(ちょっとした息抜き的なモノも含めて)が全くないマンガって、描いたことがないんですよ。
一見ギャグがないように見えるモノでも、実はそのクソ真面目さがパロディ的なギャグだったりする。20年以上やってきて、細かいモノまで含めると100作(シリーズモノは除く)を超えてるんですが、ギャグ率ゼロはありませんでした。これは我ながらビックリ。
となると、私がギャグ好きというだけのことではなく、ほとんどのクライアント様が堅苦しいだけではダメだと思っていらっしゃるということでしょうね。ただ、基本的にはマジメで、ホンのちょっと、くすぐり程度の息抜きコマを交えるくらいのモノなら、たくさん描いています。特にキメのシーンとか、大事なメッセージとかは、ギャグ作品でもマジメに描きますし、シリアスなシーンもないと作品としてまとまりませんし。
だから、シリアスだって、ちゃんとやれますってば。

このページのトップに戻る

プロジェクトX風のドキュメンタリーマンガも描ける?


いくらなんでも全部がナレーションじゃ持たない。テレビのドキュメントだって、現場のシーンがあるもんね。
限られたページ数で、リアルタッチで、シリアスマンガを展開させるとしたら、この方法が一番違和感がないでしょう。
登場人物には臨場感を持たせる範囲でのみ、セリフを割り振り、基本的にはナレーションで追い掛けていくことになります。
ただ、ドキュメンタリーでは、実際の社内や工場などが舞台になることが多いですから、それを描くためにもロケハンしたり取材したりする必要があります。多くの場合、先に絵コンテまで進めておき、その後コンテに従って必要なアングルから撮影して回る、という感じになりますので、通常よりも余裕を持ってスケジュールを設定していただけると安心です。

このページのトップに戻る

どうしても説明シーンを端折れないんだけど?


長い説明は登場人物同士の会話形式にすると、要点を整理して伝えやすくなる。
マンガは簡潔なセリフのほうが読みやすいものです。まして、多くても20ページ以内くらいの短編マンガで、1つ1つのセリフが多いと、マンガの良さを殺してしまいますから、長いセリフはできるだけ避けたいところです。
でも、商品によっては説明を端折れないこともあり、どうしても文字量が増えてしまうこともあるでしょう。
そういうとき、私たちは「会話」させることで文章を区切って、読みやすくなるように整えます。
一人にダラダラと喋り続けさせないで、会話にして、要所要所で区切る。途中で(流れを邪魔しない程度に)少し脱線させたりもして、飽きずに読めるように工夫するわけです。そうして表情や動き、構図(カメラアングル)なども単調にならないようにしていくと、文字だけが目立つのを防げます。
ちなみに、マンガでは喋っているキャラクターのそばにフキダシがつくことになりますから「キャラクターの立ち位置」がとても重要になります。右から左へ読んでいく場合、左に位置する人間が右の人より先に喋ると、セリフの順序が変わってしまうからです。だから、何人登場させるか、どの順番で誰に何を喋らせるか、アングルをどうするかをシナリオや絵コンテで工夫しておく必要があるわけです。

このページのトップに戻る

新聞や雑誌の広告にマンガを組み込みたい


カラーの広告面なのだけど、あまりに目立ち過ぎるのでマンガ部分は単色で作った例。
4コママンガ等を広告のキャッチとして組み込むのは、当社が得意とするやり方です。新聞や雑誌だけでなく、WEBページやパンフレット・ポスター、ときには看板でも、同様の企画をご提案してきました。
多くの場合、広告自体がカラーであっても、マンガはフルカラーではなく2色程度で描きます。マンガは目立ち過ぎるので、フルカラーだと他の広告情報が死んでしまう危険があるからです。
なお、実際にマンガを含む広告を出稿する際には、掲載先に事前に確認しておくほうがいいでしょう。マンガ広告は本当に目立つので、他の広告主にも影響してしまうことがあり、利用に制限を設けていることがあるのです。

このページのトップに戻る

予算の目安は?


結局、好きで選んだ仕事ですから。お金を稼ぐだけなら何でもいいんだろうけど、ヤリたいからヤッてるわけで。ヤラせてくれるんなら色々ガンバっちゃうこともある、ってトコですかね。
特殊な例を除いて、当社の価格表は「ガラス張り」ですから、マンガそのものに関する制作費は金額を明示しています。
マンガの場合、モノクロ作品なら1ページにつき「31,500円/税込」、カラーなら「36,750円/税込」です。4コママンガの場合は1作につき「26,250円/税込」です。いずれも印刷時A4サイズ対応ですが、印刷サイズが小さい場合でも料金は同じです(制作の手間は一緒ですから)。この金額には「シナリオ作成料+作画料+仕上げ(着色・文字入れ)」が含まれます。
この他、企画料金として「マンガ制作費の10%」を加えたものが「総額」となります。
例えばモノクロ10ページのマンガなら、
[31,500円×10ページ=315,000円]×10%=「総額346,500円/税込」
となります。
ちなみに、表紙用のイラストなども1ページとしてカウントさせていただきますので、表紙用にカラーが必要といった場合は「+36,750円」を計上してくだださい。
・・・と、ここまでがマンガ広告ならではの制作費(あくまでも当社の)。
その他、広告部分の編集費、印刷費、WEBページの制作費などが必要な場合は、ちょっと複雑になりますから、基本的には個別にお見積もりさせていただいていますが、当社は「漫画家直営」のため、比較的お安く設定できているとは思っています。

このページのトップに戻る

値引きしてもらえる?


よくあるんですよね、こういうこと。でもね、ここで料金下げちゃうと、果てしない値引きのスパイラルに陥るんですよね。商売やってる方なら、分かって下さると思うんですよ。ウチも零細企業なんですよ。
う〜ん・・・、キツイ質問ですねぇ。値引きすることもあるのは事実なんですが、正規の料金をお支払いしてくださる方に申し訳ないですし、値引きばっかりしていると生活できないですからね。あくまでも「金額については応相談」としておきましょう。
そもそも、見積もりは根拠があって算出しているもので「私たちが欲しい金額」を書いているわけではありません。必要な行程と内容を示すものであって、企画書の一部だと考えています。「言われたら値引きしちゃう」のでは「いくらでもよかった」ことになってしまい、お見積もりの根拠さえ崩れてしまいます。
ただ、20ページ必要だと思っていたけど、上手く工夫して16ページに収めるといった方法で予算を圧縮できることもあります。単なる値引きではなくて、腕でコストを抑える。それでこそプロでしょ?
想定よりお安くできる可能性は常にありますから、ちょっと無理かなと思うときでも、一度ご相談してみてください。
ちなみに金額交渉に応じる場合でも、無条件に応じることはできません。例えば、次回作も(書面で)契約してくれたとか、代金を先払いしてくれるとか、お客様をご紹介してくださったとか「値引いた分に相当する何か」に対応していただける場合のみであることをお断りしておきます。
金額がいくらだろうと品質を落とす事はできませんから、かかってしまうコストは同じなんです。だから、値引きというよりも「おカネではないもの」で立て替えていただくような感じで、合意できる着地点を作るようにしています。

このページのトップに戻る

■関連メニュー
思わず読んじゃうマンガ
似顔絵・キャラクター提案
世界で知られる「MANGA」
その他のイラスト制作
広告マンガで何ができる?
論より証拠の制作実績
広告マンガ制作の流れ 提供作品の利用規定
広告マンガの種類と特徴



このページのトップに戻る


(C)2007.TAKUYA URUNO CREATIVE OFFICE.